2015年1月7日水曜日

VMware App Volumes ~その1~ App Volumes Manager インストール

2014/12/15にApp Volumes 2.5 のトライアル版がようやくダウンロードできるようになりました。

現在、公開されているドキュメントを参考に、まずはApp Volumesのインストールに関連することを見ていきたいと思います。

App Volumes 全体の構築の流れとして下記のようですので、早速順番にやっていきたいと思います。

そもそもApp Volumesについてご存じない方は、VMwareさんのEUC Blogを参照下さいませ。
これまでのVDIで課題となっていて、実現できなかったことがApp Volumesを使うとどのようなメリットが生まれるのかが良く理解できます。
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VMware Japan End-User Computing Blog
アプリケーション配信の革新的アプローチ  VMware App Volumes
http://blogs.vmware.com/jp-euc/2014/12/app-volumes.html

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さて、それでは早速インストールの話にいきたいと思います。
まず、インストーラーについて。
App Volumesのモジュールをインストールする対象として、3つの種類があります。
1.App Volumes Agent
2.App Volumes Manager
3.App Volumes View Broker Service

インストーラーとしては1つにまとまっていますので、ダウンロードしたISOを開くとデータディスクになっており、Setup.exeを起動すれば用途に合わせてインストールすることが出来ます。



1つずつシステム要件を見ていきましょう。

1.App Volumes Agent
[用途]
デスクトップOSやRDSHなどにインストールして、App Volumes Agent を入れることにより、App Volumes Managerから管理出来るようになります。

[インストール要件]
対応OS
RDSH:Windows Server 2008 R2
デスクトップOS:Windows 7 64/32bit、Windows 8.1

2.App Volumes Manager
[用途]
Webベースの管理コンソールが提供されています。
AppStackやWritable Volumeとユーザーの紐づけなどの管理など。
また、情報の格納先にはSQL DBを利用します。

[インストール要件]
対応OS:Windows 2008 R2
それと、.Net3.5、ActiveDirectory Domainです。

3.App Volumes View Broker Service
[用途]
Horizon Viewとの連携

[インストール要件]
View Connection Serverに対してインストールします。
システム要件は・・・記載がない。
きっとView Connection Serverの要件を満たしていればということかもしれませんが、その他のモジュールを見ると2012は怪しいので2008R2が無難かもしれませんね。

App Volumes Managerのインストール

1.App Volumes Managerを選択すると、App Volumes Manager用のWizardが走ります。

2.SQL Serverの選択をします。
選択肢として、外だしのSQLかローカルへExpressをインストールするかのどちらかです。
とりあえず今回はローカルにExpressでインストールします。

3.データベース名など任意の指定が出来ますが、今回はデフォルトのまま進みます。

4.App Volumes Managerへのアクセスポートを指定します。
これもデフォルトで進みます。

5.インストールモジュール選択(1つしかないですが)とインストールパスの設定です。
これもデフォルトで進みます。

6.設定が終わったら、インストールボタンを実行してインストールを開始します。

7.プログレスバーが表示されます。終ったら終了ボタンを押してインストール完了です。
チェックボックスつけるとそのままテキストでInstall Logを確認できます。

Logは下記に格納されているようです。
C:\App VolumesManagerLogs

8.インストール後、管理コンソールへのショートカットがデスクトップに作成されますので起動します。
※一度サービス再起動しないと起動できませんでした。
net stop cvmanager 
net start cvmanager 
インストールが成功しているとWebConsoleが起動できますので、この後はApp Volumes Managerの設定をしていきます。

が、今回はここまで。
次回はApp Volumes ManagerのConfigrationを紹介したいと思います。